気圧や天気の影響で、具合が悪くなったり、
痛みが出たりする方は、かなり多いです。
 
「気圧が下がると具合が悪い」
「雨が降ると古傷が痛む」
 
などなど。
 
NHKの「ためしてガッテン」、きょうは、そんな「天気痛」
特集でしたので、かぶりつきで観ました。
 
他ならぬ私自身が、頭の重さで気圧の低下を感知できるほど。
妻が洗濯物を干すかどうかの、大事な指標になっています。
何て使い勝手のいい機能でしょうか。
 
まぁ、それはさておき。
 
■天気痛の原因=耳の奥の神経?
耳の奥、内耳の神経。
天気痛の根本原因は、この内耳の神経細胞が
気圧により刺激されることにあるそうなのです。
 
本来、人の平衡感覚を調整するための神経細胞です。
 
気圧の変化により、内耳の神経細胞が
刺激される
 ↓
目から入る情報と、内耳の神経細胞が
発する情報とが噛み合なくなる
 ↓
脳の情報処理に負荷がかかる
 ↓
交感神経が興奮
 ↓
痛覚が強化
 ↓
古傷などが痛む
 
というメカニズムなのだそうです。
名古屋大学の佐藤純先生が発見したものだそうですが、
 
「内耳に気圧のセンサーがある」
 
……という点、大変勉強になりました。
 
参考:天気変化と痛み −天気のことを気にする患者さんを理解するために−
 
 
 
■じゃあ、どうすればいいのか
番組で推奨されていたのは、かいつまんで言うと、
 
1.気圧の変化を感じ始めたら、酔い止めを服用
 
2.(天気・気圧の変化をあらかじめ知るなどの方法で)
 ストレスを軽減
 
です。
 
余談 わざわざヨガの達人を呼んで、脳内麻薬を
出して痛みを感じなくする実験をしていましたが、
「それは一般人には難しいので」と結局、ほとんど
深入りされず(ザリガニもいましたけど、結局
出番なかったですね)、ちょっと切なかったですね。
 
天気痛当事者でもある私のオススメは、
 
 「鼻から吸って口から吐く、で深呼吸すること」
 
 「どうしても辛い場合は、バーストブリージング」 ※1
 
 「気圧の変化は、天気予報ではあまり判らない場合も
  あるので、無料のアプリであらかじめ知る」 ※2
 
あとは、車の酔い止めが効くということは、酔い止めの
ツボで内耳の神経過敏状態をおさめられるかも?
 
……ということで、これは、実験して、うまくいったらブログのネタに
してみようと思います。
 
それでは。
 
※1 ロシア武術システマの特殊な呼吸法。
  「鼻から吸って口から吐く」を小刻みに繰り返す、と方法としては
  一見簡単ですが、痛みやストレスに対処する方法としてはかなり
  使い勝手が良いです。
   
  下記リンク先の動画の7分58秒あたりでやっています。
 
※2 私は「頭痛〜る」というアプリで気圧変化を調べています。