花粉の事を想像しただけでかゆみや鼻水が出る症状を、
イメージを操作して治療する、という怪しい実験を
してみました。

花粉症に悩む方は、お金も時間もかからない
方法なので、だめでもともとで、一度お試しください。

あらまし ~私の花粉症は脳の過剰反応?~

私は毎年花粉症っぽい症状が出るのですが、
年々その症状が強まってきました。

今年は何と、「花粉が飛んでいる映像を
思い浮かべるだけで目がムズムズし、
鼻水が出始める」というレベルに。

花粉そのものどころか、花粉のイメージにまで
敏感に反応してしまう、これは、まずいな、と
最初は思ったんですが、ならば、脳にとっての
花粉の意味を変える・ずらすことが出来れば、
症状を変えられるのではないか?と
突拍子もないことを思いつきました。

神経言語プログラミング(NLP)の創始者
リチャード・バンドラ―の著書に、イメージの位置や
大きさを操作することで、トラウマの影響を減らす
手法があったことを思い出し、それをパクってみたところ、
翌日には症状がほぼ消失しました。

やり方

簡単ですので、手順を以下に記します。

 1.まず、目を閉じて、自分の好きな人、モノ、
コトを
思い浮かべる。この時に、目を閉じた自分から
みて
どのへんにそれらが浮かぶかを覚えておく。

 2.同様に、嫌いな人、モノ、コトの浮かぶ領域を
覚えておく。

 3.好き・嫌いのイメージがどのへんに浮かぶかは
ある程度偏る場合が多いです。これで、好き嫌いの分布図が
大まかにマッピングできたことになります。

 4.ものすごく花粉が舞っている映像や、花粉で
せきや鼻水、だるさに苦しむ人の映像を、目を閉じて
イメージし、どのあたりにそれが浮かぶかをチェックします。

 5.それらのイメージを、「好きなもの」がたくさん
浮かんだエリアで思いだせるように、移動させていきます。
思いだすごとに場所が変わって行けばよし、変わらなければ
何回か続けます。

 6.「好きなもの」がたくさん浮かんだエリアで花粉や花粉症の
イメージが想起できるようになったら、ラジオのボリュームを
下げていくように、あるいは、スマートフォンで二本の指で
縮小の操作をしていくように、イメージを小さくしていきます。

 7.花粉や花粉症のイメージが、「好きなもの」エリアで、
小さく小さく想起されるようになれば成功です。

……え? それだけ? と思われるかもしれませんが、
それだけです。

自己暗示といえば自己暗示に過ぎないんでしょうが、まあ、
勝てば官軍です。

花粉症のきつそうな患者さんに何人か試してもらっていますが、
打率は5~6割といったところでしょうか。

私と同様、「花粉を想像しただけでも少し症状が出る」という
「想像花粉症(仮称)」の方が効きがいいようです。

お役に立てば、幸いです。